Q1
ドイツ語で「鞄」を意味するdie Tascheさん。
「工房からの風」には、どのような出品をされますか?
A2
タンニン鞣しの牛革を使用した革小物、革鞄を出品いたします。
小物類は使いやすさと小型化を重視して設計しています。
鞄では出来るだけすっきりとした見た目になるように心がけ、デザインから設計を行っています。
小物では手のひらに収まるサイズの三つ折り財布、薄く使える二つ折り財布などを、
鞄ではショルダーバッグ、トートバッグ、リュックサック、ボストンと、幅広くご覧いただきます。
Q2
die Tascheさんが大切にしている工藝品(古いものでも、新しいものでも結構です)をひとつ教えてください。
A2
100歳になる曾祖母の手によってつくられたランチョンマット。
戦争をも経験している曾祖母が、自由な時間を手にした時に始めた刺し子。
写真のもの以外にもたっぷり作ってくれています。
「病みつきになって作ってる」という言葉に何か深く突き刺さるものがありました。
曾祖母にとってのひ孫である我が子が愛用しているこのランチョンマットは、大きな時間の流れを感じさせる、とても大切な品です。
ひいおばあさまの素晴らしい手の恵みをみせてくださり、ありがとうございます。
die Tascheさんの手にも、ひいおばあさまのsomethingがつながっているのですね、きっと。
革が好き。
という想いが高じて独学で始められたものづくり。
その後、ドイツにわたってマイスターの下で技術を身に着け、職業訓練校に通い、約三年の訓練期間を経て
「feintaeschner」という国家資格を取得されたとのことです。
ドイツ語で鞄、というそのものの名を冠してのお仕事、ぜひじっくりご覧いただきたいと思います。
die Tascheさんの出展場所は、コルトン広場、モニュメント回り。
ホームページはこちらになります。
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